~ゆめで会えるね~
満月の夜にみるゆめぼんやりと
やさしさという形なきもの
幼き頃のわたしはおじいちゃん子だった。
祖父は厳格、皆に怖れられていたそんな存在だった。
けれどわたしには甘すぎるじいちゃんだった。
みなが怖かったという顔、わたしは優しい笑顔しか覚えていない。
今思えば初孫だったわたしがかわいくてしょうがない、そんなお顔だった。
そんな祖父、わたしが20歳を過ぎたころ、突然居なくなった。
不慮の交通事故だった。即死に近かった・・・。
祖父の言葉を時折思いだす。
「分相応に生きよ」
今のわたしには響く言葉となった。
じいちゃん孝行なんて何もしてない。
でも忘れないよ。その笑顔。
今でも時々ゆめの中で会う、昔の儘の姿で。
じいちゃん、いつか再会する日まで、分相応に頑張るよ。
かなり前に書いてUPしてなかった記事です。
ご一読くださった方、ありがとうございます<(_ _)>
最近のコメント