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川遊び小さなわんこの初泳ぎ遠いあの頃我にもありき
曇り空から雨が落ちてきそうな日だったけれど、運動不足で、欲求不満?のルナを連れて河原に行った。
河原は、雨が続いたので、増水してかなり流れが速い。
ルナを泳がそうと適当な場所を探した。
遠い昔わたしも子供だった、あの頃を思い出す。
近所の悪がきが集まって、毎日真っ黒になって川遊びに興じたものだ。
泳ぎなんて自然に覚えたものだ。
泳げるかな?浅瀬を探して、ボールを投げてルナを水に誘導。
ゆっくりと、水に慣れるように。
でも、深いところは恐いワン!
ボールを投げて、「ルナ!ボール取ってきて!」
「やったあ~ルナ!」
ボールを銜えて見事な?犬かきを披露してくれた。
泳げたことにびっくりのルナ、急いで石の上に上がってきた。
ルナの初犬かきでした。
音楽のチカラ信じて響きあう魂があるゆるぎなき愛
先日友人と、映画を観に行った。
フレディ・ハイモア主演「奇跡のシンフォニー」前から是非見たいと思っていた。
素直に感動、あたたかい気持ちになれた、心に響く楽曲、いい映画だった。
施設で育って11年と16日、少年は、孤独な日々を過ごしながらも、いつかきっと会えると信じて待っていた。まだ見たこともない父と母に・・・。
ある日、少年は、音に導かれるように、施設を抜け出し両親を探す旅に出る。
母も又、死産したと告げられていた子供が実はどこかで生きていると知る11年余りたった今になって。
理不尽に引き裂かれた若き日の両親の想いと挫折。
やがて、音楽によって再生への道へと、三人の運命の糸がつながってゆく・・・。
少年の父母から受け継がれた音楽の天才的才能は、すぐに開花してゆく。その音はいつか両親に届くと信じて・・・。
音楽によって心と心が響きあい、三人は一つの場所へと・・・・・。
フレディ・ハイモアがいい。流れるサウンドが全編物語を盛り上げる。
ハッピーな結末が、音楽が、見終わって心地いい余韻として残る。
あっという間の二時間だった。「映画っていいなあ・・」
この星に生まれた奇跡それぞれのいのちかがやく青い惑星
わたしのお気に入り親子のぞうさん。
いつだったか、障害者の方の作品の中でこのぞうさんが一目で気に入って即購入。
手足の部分が駒になっていて、尻尾を持ってころころと動かせる。
樹のぬくもりと、やさしい手触りがいい。
まどみちおさんの童謡を口ずさんでしまうわたしがいる。
ぞうさん
ぞうさん
おはなが ながいのね
そうよ
かあさんも ながいのよ
ぞうさん
ぞうさん
だれが すきなの
あのね
かあさんが すきなのよ
まど みちおさんの描いた「ぞう」
なんか、かわいいですね。やはりおはながながいのね♪。
「この詩はゾウに生まれてうれしいゾウの歌と思われたがっとるんですよ」
そう読んで欲しいと、この詩が思っていると。
「子ぞうは、長い鼻を持って生まれてきたことを誇りに思っている。小さい子にとってお母さんは、世界中で、いや地球上で一番。
大好きなおかあさんに似ている自分も素晴らしいんだと、ごく自然に思っている。
そんな風に、その生き物が、その生き物であることを喜んでいる。」
まどみちおさんの言葉でした。
愛犬の小さな命最期まで見守るからとじっと目を見る
ルナは、今月20日で生後六か月になる。体重も4.3キロになった、早いものだ。
人でいうと、9歳くらいかな。うちの中では王様だ。こなに小さいけれど。
今日は、狂犬病の予防注射を受けに、動物病院へ連れて行った。
ルナは、車が大好き、「さあ、行くよ!」というと、尻尾ふりふり大喜びで車に飛び乗った。
動物病院の受付で、お姉さんを見て「ウーワン!」と一声。
なのに、診察台の上に下ろすと、尻尾を巻いて小さくなって、オシッコ洩らしちゃったルナ。
「怖かったんだねえ~」先生の声に又、オシッコを少し漏らしたルナ。
やはり、独特の匂いと雰囲気を感じたんだね。誰だって病院は、嫌だもの。
きらめきは母とふたりで暮らす日々記憶にとどめいつか旅立つ
「月の砂漠をさばさばと」北村薫 著・絵 おーなり由子 新潮社
9歳の少女さきちゃんと、作家であるお母さんとの暮らしの日々が描かれている。
その中で母と娘の、言葉のキャッチボールがとにかく面白くて温かい。
ちょっとだけ切なくて、温かい空気が伝わってくる。
おーなり由子さんの可愛くて優しい感じのイラストと共に、楽しめる一冊。
わたしは、ちょっとだけ心が重い日に、この本を開いてみる。
さきちゃんの、真っ直ぐな言葉、心やさしい少女とその母の、思わず「ふふふ・・・」と笑ってしまうやりとり、日々の出来事。
さきちゃんのきらきらの瞳に見つめられているようだ。
少女のころの想い、母のまなざし、「あの頃」のやわらかい心を思い出す。
さきちゃん!いつか大人になっていくさきちゃん!きらめく日々は記憶の引出しに、大切にしまわれていくことでしょう。
「月のー砂漠を さーばさばと さーばのー味噌煮が ゆーきました」
これは、さきちゃんのお母さんが、サバを煮ながらゆっくりと歌い出した歌なのです。
それを聴いていたさきちゃんがこう言いました。
「ーかわいい!」「うん。広ーい広い砂漠を、さばのみそ煮がとことこ行くのって、とっても、かわいいじゃない」
いつか大人になったさきちゃんは、この歌を自分の子供に歌って聞かせていることでしょう。
記憶の引き出しを開けて・・・。
雨音を聞きながら、ゆっくりとページを繰れば、わたしの心も梅雨の晴れ間の青い空でした。
水無月のひと日の充実明日へと流れる曲は♪子犬のワルツ♪
「日々是好日」にちにちこれこうにち
いい日、悪い日、楽しい日、最悪な日、同じ日はない。
今日が終わると、明日が来る。来ない明日はない。
毎日が好日、にすることは出来る。
と思う。
寄り添う子犬を見ていて思う。
パワー全開の毎日、ルナにとっては、日々是好日?なのだ。
「そうだワン!」
「鼻をそんなに近づけないで^^。」
「ハイハイ、ガムでも噛んでなさい!」
(子犬のワルツ・ショパン作曲・ピアノ曲)これを聴いていると楽しくなる。子犬が自分の尻尾を追いかけまわしてぐるぐる廻っている愛らしい情景が、浮かんでくる。
「ルナも好きでしょ」
「ガムの方が好きだワン!」って。
傷ついたこころとからだ水色の世界に溶けて目覚めるあした
まだ、誰も分け入ったことのない深い森の奥には、水色の妖精が住んでいます。
ここに来れば、誰もが幸せな気分になれるという、そんな場所なのです。
ゆめフクロウは、この森の中、で水色の妖精と静かに暮らしているのです。
そして、長い夜が訪れると、ゆめフクロウは、子供たちの夢の中に現れて、傷ついた子供たちを連れて、この森にやってくるのです。
そして、水色の妖精と楽しい夢のようなひと時を過ごすのです。
やがて、子供たちにかわいい笑顔が戻り、やすらかな眠りが訪れる。
あしたになれば、子供たちはきっと幸せな気分で目覚めることでしょう。
ゆめフクロウは、今日も誰かの夢の中に現れて、水色の妖精の住む森に招待することでしょう。
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