金魚とにらめっこしましょ
上坂雪佳の「金魚玉図」(明治期から昭和初期)を見ていると、思わず笑ってしまう。今では見かけることのない金魚玉。昔、ガラスの器に金魚を泳がせ、軒先に吊るした金魚玉。涼しげで愛らしい夏の風物であったことを、この絵から知った。
真正面から見た金魚の絵、金魚をこんな風にユーモアたっぷりに描いた人はいないでしょうね。暑い日本の夏の清涼剤ですね。
※上坂雪佳 1866~1942年
四条派の画法を学んだ後、装飾デザインを学び琳派の研究を 始める。近代工芸 に深く関わった。上坂雪佳の名前は、日本より欧米で知られている。
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